| | 翌朝は日の光で目が覚めた。時計を見るとまだ5時過ぎ。 もちろんそのまま二度寝となったが、しばらくして今度は暑さで目が覚める。
ドアを開けると澄んだ冷たい空気が流れ込む。汗ばんだ肌にはひんやりとして気持ちいい。 見上げれば真っ蒼に晴れ渡った空があり、辺りには鮮やかな新緑が一杯に広がっていた。 これだけでも来た甲斐がある。最高の朝を迎えることが出来た。
昨夜気になった水の音は、崖下の渓流からだった。目的の温泉はその脇にあるはずだ。 暗闇で気づかなかったが、駐車していた場所から真っ直ぐ100mほど下った所に、旅館大黒屋があった。 素朴な感じの旅館。脇にある真新しい湯小屋が目を引く。梁が見渡せ開放感ある浴室で、木と岩の調和が落ち着ける造りだった。 母屋から渓流へと続く少し急な階段を下る。水の音が段々と大きくなり、外へ出る扉を開けると吊橋へと道は続いていた。 眼下に広がる渓流に目が行くが、すぐに大きく黒光りした湯小屋に目が釘付けになった。立派の一言。。。
歴史を感じさせる雰囲気で、古めかしさが落ち着きを誘う。湯に浸かりながら見上げると、幾重にも組まれたこれまた立派な梁が。 湯温はゆったりと入れる41,2℃で、泉質は石膏泉と言うようだ。無色透明のため底が見える。川底に湯を張ったような造りで、野趣を感じさせる。ちなみに深さは1.3mくらいで深め。 月曜の朝。貸切状態でゆったりとくつろぐことができた。 |